top of page

NERI project. チームメンバーにインタビュー!!  

 音楽家・横手ありさ編   人形遣い・北井あけみ編  人形遣い(首謀者)・長井望美編 

 NERI project.に参加することになった経緯を簡単に教えてください。

  ーある日、長井さんから、私の作ったCD作品を聴いて、今やってみたい

   人形劇の構想とぴったし来るんだ!というようなことを、

   すごく恐る恐る 笑 伝えてもらいました。

 「海辺のちさ」の作品のテーマとして「少女」と「海」があります。

 小さい頃はどんな少女でしたか?

 ーとにかく愛嬌だけで生きてるようなタイプで、どこかれ構わず歌ったり、

  知らない人にもどんどんついて行ってしまうような子でした。かなり

  お調子者でひょうきんな子だったと思います。 反面、暗いところや、

  大きな物音や気配には敏感で、泣き叫んでよく周りの人を困らせたと

  聞きます。

 今と変わったなぁ、と思うところは?

 ーある時から、ふとしたときに、小さい頃の自分を遠くから眺めている

  今の自分、みたいな意識の二重構造がうまれるようになった気がします。

  それがいつからかは忘れましたが、たぶん、本当に子供だった頃には

  なかった感覚かなあと思います。 あと、何かや誰かに対して、愛おしい、

  と思うようになったこと。

 では、変わらないところは?

 ーいちばん柔らかい心のカタチは、何ひとつ変わっていないと思って

  います。 あと、歌が大好きで、よく泣くこと!

 

 あなたにとって「少女」とは?

 ーときめきそのもの。 ありのまま。 命、魂、心の中心、核のような、柔らかいところ。 種。

 「海」にまつわる思い出はありますか?

 ー私の育った街は、幕張の埋め立て地で、海のすぐそば、ビルや新都心が次々出来上がってゆくのを

  みながら育ちました。鉄の塊の人工物がゴロゴロと建っているのですが、ここは昔、海だったんだ

  という気配も確かにありました。

  よく学校をサボって浜辺へ出かけては、ぼーっとしたり歌ったり、空想に耽ったりしていました。

  西陽が沈んだあと向こうに見える夜の東京の赤い空がとても印象的でした。

  私の創作の原点となった旅人の物語や、海にまつわる歌、ルーツミュージックに対する憧れは、

  この環境で育んだと思います。

 公演の音楽をまるまる一本担当されるのは初めてと伺いました。

 「海辺のちさ」の劇伴で苦労されていること、面白いと感じられていることがありましたら…。

 ー今回は、ウクレレ以外に、貝殻、鈴、空き瓶、打楽器、メロディオン、あと、うまれてはじめて

  ループステーションというものも使っていて、初めて演奏する楽器が多かったので

  これはどうなのか、、と試行錯誤の日々でした。

  モノと、人形と、人形遣い、音楽、を繋いでる呼吸をとらえるのが毎度スリリングで面白く、

  あと、ちさが本当に可愛いって思いながら時々いたずらをしている気持ちになってます。

 今回は稽古場で人形・人形遣いと時間を長く共にされています。

 人形遣いと音楽家、または人形と音楽に共通点はあると思いますか?

 また、相違点は?

 

 ー人形と、人形遣いの間には、音楽が流れていると思っています。

  音楽をやってる人間ならではの眼差しかもしれませんね。

  モノと音、人形と音楽、人間、互いに交差し合ってるんだと思います。

  答えになってないかも!笑

 「海辺のちさ」という作品の魅力を簡単に言うと?

 ー可愛くて、愛くるしい、ちさと仲間たちと一緒に世界を眺めれば、現代に

  おける神話の世界へいつのまにか誘われています。

  とても爽やかな風が吹いてるような作品に仕上がったのではないでしょうか。

  生演奏なので、お客さまと一緒にどんどん変化する要素が満載です!

 みなさんにひとこと!!

 ーラストスパート!

  稽古も佳境に入りました!ですがまだまだ!

  本番は皆さまと大切なひとときを紡げるように、精一杯奏でたいと思います!

 

bottom of page